山と山好きと山用品店
- barhillbillyhop
- 2018年7月8日
- 読了時間: 5分
日々忙しく過ごしている。 時間がないなんて言わないけど、充実しすぎて、ブログを書くのが面倒くさい... そんな日々の中、色々感じたことを少し綴ろうと思う。
山岳ガイドの方と親しくなり、惹きこまれるようにロッククライミングに嵌った。
まぁ服は何でもいいんだけど、やはり靴は重要。 ってことで、店の近所の【R】用品店へ。
ロクに下調べもせず行った僕が悪いんだけど、質問した相手も悪かった。 まぁ適当...
足のサイズを伝えても、返ってくるのは、その辺から適当に選んでって言葉だけ。
近づいても来ず、パソコン作業をしながらね。 怒ってもしょうがないから、少しの世間話をし、ガイドさんに連れって行ってもらったクライミングが楽しく、買いに来たことを言うと、
ほんの少しだけ態度が変わり、ほんの少しだけ説明を頂いた。 ただまぁ、足を触ることも、
試し履きした状態で触れることもなく、結局、なんとなくでファイブテンのローグを購入。
3シーズン用のアルパインシューズも寿命が近づき、これでもかってぐらい調べてみた。
ビブラムソールの種類から、それぞれのメーカーの特徴まで、ありったけね。
で、「LOWA ティカム」「LOWA タホー」「スカルパ レベル」「ノース ヴェルベラ」
中でもティカムに興味がわき、ティカムとティカム2があり、前モデルのティカムが欲しくなった。 ただ、モデルチェンジしてるし、無いことは覚悟はしていたが、ティカム2の特徴、アルパインシューズにトレッキングソールってのが微妙でね、前モデルがなければ、
タホーにしようと思って、これまた店の近所の【I】へ向かった。 陳列棚にはティカム2はあるが、ティカムはない。 聞いてみると、輸入業者が変わったから、前のことは知らない。
まぁないんぢゃないすかって返答。 相変わらずの【I】は、これ以上いても面倒くさいんで
【R】へと向かう。 そこでも当然なかった。 諦めて店に戻り、LOWAの取り扱い店舗を調べ、天王寺の【Y】を見つけた。 以下は、そのやり取りである。
僕「LOWAのティカムの前モデルが欲しいのですが、ありますか?」
Y「黒が1足残ってます」
僕「本当ですか!! ティカム2ではなく、前モデルのですか?」
Y「そうです」
僕「サイズは?」
Y「7.5です」
僕「本当ですか⁈ これはもう運命ですね。ちなみにティカムはオレンジしかなかったのでは
ないですか?」
Y「いや黒もありましたよ」
僕「そうなんですか。 ソールもクライミングゾーンが付いてるものですよね?」
Y「そうですよ」
ザックリこんな感じ。 で、豪雨の中辿り着いた【Y】にあったのは、
紛れもなく「ティカム2」... パッと見でわかるぐらい普通のトレッキングソールで、
どこからどう見てもティカム2である。 対応してくれた子は電話の主ではないので、怒るに怒れない。 まぁ仕方ないから、諦めて「タホー」の試し履きをしてみたが、幅が広すぎて
僕には合わない。 質問をしたいが、バツが悪いのか、店員さんは近づいてこない。
諦めてその日は帰ったが、どうにも納得いかないので、翌日電話してみたの。
クレーマーみたいだが、何をどう聞いたらこうなったのか、僕の説明不足なら、別の店に聞く時、どう聞けばいいのか知りたくてね。 まぁほぼクレーマーだが...
以下は、翌日の電話のやり取りである。
僕「水曜日にティカムの取り置きをお願いし、昨日お店に伺った者なんですが、担当の方い
らっしゃいますか?」
Y「今は私しかいませんが」
僕「現行のティカム2ではなく、前モデルのティカムをお願いしてたんですが」
Y「うちには2しか置いてないよ」
僕「いやいや、前モデルを置いてると言うのでお店にまで行ったんですよ」
Y「その電話、録音してる? 言った言わないの水掛け論やろ」
もうガチギレです。
僕「黙って最後まで聞けあほぼけかす。 名前も電話番号も伝えて喋っとるんやさかい、最後
まで聞いてワシに1㎜の落ち度でもあったら、今からそっちまで行って土下座でもなんで
もしたるわい。せやさかい最後まで聞いたらんかい」
で、ゆっくり説明をすると、すっかり態度も変わり、
Y「本当にすいませんでした。 近頃、靴やらなんやらでこういう電話が増えて、先走って
怒ってしまいました。 ティカムに関しては、責任をもって探させていただきます」
やはり、長いこと商売されてる方は、最後の対応が素敵やね。
でね、まぁ何が言いたいか。 これだけ多くの人が興味を持ちだした山の世界。
合わない靴を履いて登ると、確実に足が痛くなる。 で膝をイワす。
みんな自分に合う靴が欲しいんだわ。 だからいっぱい質問して、履き比べて買いたいの。
全メーカー、全モデルの特徴を憶えてくれとは思わないけど、せめてもう少し知識は持っておいて欲しい。 何より、靴の履き方、靴ひもの結び方を教えながら、試し履きをさせてあげて欲しい。 そして、キチンと足のサイズを測ってあげて欲しい。 みんな自分の靴のサイズなんてザックリだから。 合う靴路選ぶ、それが登山の基本だから。 知識のない人が、普通の靴と同じように紐を結んでたら、そんなの靴が合う合わない以前の問題だから。
で、買う方も買う方で、どこの山に行くのか、どこを目標にするのか、
キチンと伝えないといけない。 そして理解しなきゃいけないのが、日常の靴にも、
革靴、ブーツ、サンダル、ヒール、スニーカーと色々あって、用途によって使い分けるでしょ? 山もそう。 尾瀬を歩くのとジャンダルムに行くのとでは、同じ靴では無理なんだわ。 行けなくもないから行ったりするけど、アルパインシューズとトレッキングシューズは
違うって基本ぐらいは理解しとかないと、お店の人も困るからね。
それでも、お店の人には言いたい。 このご時世にも関わらず、大した割引もなく定価で売るんだから、お代を頂いて生活していることを、もう一度考えて欲しい。 どうしてそこまで上からモノを言えるのか、理解ができない。 そして、シャネルやヴィトンではなく、スポーツ用品店だということを理解してほしい。 気取った接客はいらないから、頼れる存在であってほしい。 普通の人は、ガイドさんとなんて知り合わない。 聞けるのは、あなた方だけなんだから。
山や海、自然を大切に考える心の余裕は、体力と装備の余裕があってこそ。
歩かせていただいてる、泳がせていただいてる、そんな心で自然と付き合ってほしいと思う。
来た時より綺麗な自然にしてあげて欲しい。 心からそう願います。
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